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どうやって作ればいいの?効果的なeラーニングコンテンツの作り方

「どこから手をつければいい?」「習熟度を上げるには?」など、eラーニングに関する「お悩み・課題」をスッキリ解決します!

eラーニング用の動画コンテンツを自社で作成している方のお話で多いのは、効果的な動画の作り方がわからないというお悩みです。

それもそのはず。講師が対面で教える研修であれば、受講者の反応を見ながら進めることができます。モチベーションを維持するために余談を挟んだり、理解が遅れているようであればそこを重点的に教えることもできます。

しかし、動画では受講者の反応に合わせて内容を変えることはできません。対面の研修で講師が臨機応変に対処している「飽きずに受講しているか?」「きちんと理解しているか?」というポイントを動画に組み込むことが重要になります。

【STEP1】構成を考えよう

まずは、全体の構成をテキストで書き出しましょう。
手書き、ワード、テキストエディタ等、ツールは問いませんが、いきなりパワーポイントを開いてはいけません。全体の構成を意識せずにパワーポイントに書き出していくと、まとまりがないコンテンツになりがちです。あれも伝えたいこれも伝えたい!とつい情報を入れ過ぎてしまう傾向があるのです。気持ちは分かりますが、そのようなコンテンツは結局何を伝えたいのか分からないものになってしまいます。

構成を考えるときは、「タイトル」「章」「節」を意識します。

では、順番に考えていきましょう。
ここでは、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」を参考にeラーニングコンテンツを作成してみます。

1. タイトルを決める

まずは「タイトル」を決めます。

最終的にもっとキャッチーなタイトルに変更してもいいですが、ここではひねりの無いタイトルにしておくのが良いでしょう。何についてのコンテンツを作成するのか、今一度整理する上でもタイトルは大切です。

2. 章、節を決める

次に、必要な項目を「章」「節」としてピックアップします。

どのような内容、順番にするのが伝わりやすいのかを考えながらまとめます。構成をする上で一番重要な作業とも言えます。項目が多くなりすぎる場合はコンテンツを分割することも考えましょう。

3. 本文を決める

それぞれの「章」「節」に本文を追加します。

ここで意識しておきたいのは、箇条書きにできるものは箇条書きでまとめておくことです。さらに、順番があるものは番号を振るのが良いでしょう。ここまでできれば、コンテンツの骨組みはできたも同然です。

4. テスト問題を決める

PIP-Makerでは、コンテンツ内で「テスト」を実施することをおすすめしています。なぜなら、テストには「思い出す」という行為によって記憶の定着を促す効果があるからです。単に動画を見て覚えようとするよりも、思い出す行為を挟むことがeラーニングの効果を最大限に発揮するポイントなのです。

一般的な動画eラーニングの場合、テストは別コンテンツとして作る必要がありますが、PIP-Makerならインタラクティブ機能により動画内に二択、三択形式のテストを作成できます。構成を考えるときに、絶対に覚えて欲しいポイントをテスト問題として作成しましょう。

【STEP2】パワーポイントデータを作成しよう

全体の構成ができたら、パワーポイントを立ち上げましょう。
1からデザインするのが大変という方のために、テンプレートもご用意しています。今回はこのテンプレートを使用してみましょう。

1. タイトル、章、節を入力する

まずは、<STEP1>で考えたタイトルと章、節の見出しをテンプレートに挿入しましょう。

2. 本文を入力する

続いて、本文を挿入していきます。

ここでは、構成の際に考えたテキストを写真、イラスト、グラフなどで置き換えられないかを意識してみましょう。また、テキストをそのまま記載する場合は重要なワードを強調させてみましょう。

3. テスト問題を入力する

問題と回答の選択肢を挿入します。

さらに、回答を選択した後の飛び先スライドにもテキストを流し入れましょう。

飛び先のボタンは、正解の場合は「次に進む」、不正解の場合は「もう一度答える」としています。間違えた場合は、繰り返し回答してもらうことで記憶の定着を促します。

4. ナレーションのテキストを入力する

スライドのノート欄に、ナレーション用のテキストを入力します。

PIP-Makerでは、1スライド1000文字まで入力可能となっていますが、100文字程度にまとめるのがおすすめです。100文字は、時間にして約15秒です。あまりに長いと飽きてしまいますので、なるべく簡潔にまとめ、長くなるようであればスライドを分割しましょう。

5. ボタンのリンクを設定する

最後に、スライドに配置したボタンに飛び先を指定していきましょう。

対象のボタンを右クリックし、メニューから「ハイパーリンクの編集」を選んで指定することもできますが、このウィンドウは、ショートカット「Ctrl + K」で開くこともできます。覚えておくと、サクサクと作業が進みます。

以上は必要最小限の内容をまとめましたが、もう少しだけ手を加えるとさらに分かりやすいコンテンツになります。余力がある方は、参考にしてみてください。

応用編1) 目次を作成する

章が多い場合は、目次を用意すると良いでしょう。
目次は、はじめに全体像を把握しやすくするのはもちろん、復習をする際にも役立ちます。

また、本編のページに「目次に戻る」ボタンを設置しておけば、視聴の途中で戻ることもできます。

応用編2) 扉ページを作成する

各章ごとに見出しのみを記載した扉ページを用意すると、本題に入る前に一呼吸置くことができ、視聴の態勢を整えることができます。

このように、見出しのテキストを表示するだけでも動画に変化が出ます。

応用編3) 進捗マークを設置する

各章ごとに進捗マークを置くと、今自分がどこまで見ているのかが一目で分かります。長くなりそうなコンテンツでは、途中で離脱させないためにも設置すると良いでしょう。

【STEP3】PIP-Makerで編集しよう

パワーポイントデータが完成したらPIP-Makerにアップロードしましょう。
完成した動画はこちらです。

PIP-Makerは、パワーポイントをアップロードするだけで簡単に音声付きの動画を作成することができるのが大きな特長ですが、さまざまな設定をすることでより効果的な動画にすることができます。ここではおすすめの設定をご紹介します。
PIP-Makerの基本的な使い方が知りたい方はマニュアルをご確認ください。

シーン設定

デフォルトは「アバター&スライド」の表示ですが、「アバターのみ」「スライドのみ」「スライドの拡大」といった設定をすることができます。これをうまく組み合わせることで、飽きない構成にすることができます。

拡大機能

最近はスマートフォンでeラーニングを受講する方も多くなりました。そんな方向けには拡大機能をONにしましょう。PCではクリックで、スマートフォンやタブレットではピンチアウトでスライドを拡大できます。

似顔絵アバター

PIP-Makerでは、デフォルトのアバターから好きなものを選ぶことはもちろん、顔写真からオリジナルのイラストアバターを作成することもできます。社内の担当者社長など、受講者にとって身近な人をアバター化することで会社のオリジナリティーを出したり、親近感を抱かせることができます。

まとめ

今回は、効果的なeラーニングコンテンツをつくるための基礎知識をご紹介しました。コンテンツの構成を今一度丁寧に考えてみたり、パワーポイントデータに少し手を加えるだけで効果的なコンテンツに一歩近づけることができます。

今回作成したコンテンツの他、サンプルのひな形が欲しい方、コンテンツ作成に関してご相談がしたい方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

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