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eラーニングを導入するためのポイントと5つのプロセスを徹底解説

eラーニングはオンラインで学習者向けの教材を提供し、場所や時間にとらわれない学習を実現できる教育手法です。学習者のレベルに合った適切な教材を提供することで、学習効果はさらに高まります。

本記事では、eラーニングの導入を成功させるために押さえておきたい5つのポイントと、具体的な導入プロセスを詳しく解説します。これからeラーニングの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

eラーニングの導入を成功させる5つのポイント

eラーニングの導入を成功させるためのポイントとして、組織における導入目的を明らかにするとともに、学習者目線に立ったコンテンツを提供することが挙げられます。また、目的に合ったLMSの導入や、ユーザーにとって必要な教材の吟味も重要です。

ここでは、eラーニングの導入を成功させる5つのポイントを解説します。

導入目的を明らかにする

eラーニングの導入効果を最大限に高めるためには、導入目的を明確に定義することが大切です。目的がはっきりしていると、必要なリソースの特定、適切なコンテンツの選定、そして効果測定の基準設定が容易になります。

例えば、自社の従業員のスキルアップを導入目的とする場合は、スキルアップを実現するために必要な教材の内容や、講義で重点的に教育するポイントなどを具体的に定義する必要が生じます。

「なぜeラーニングを導入しようとしているのか?」を原点として、具体的な教材の作成方法を考えたり、導入ツールを選定したりすると良いでしょう。

業務可視化の重要性については、下記の記事もご覧ください。
業務可視化とは?重要性やメリット、具体的な5つのプロセスを解説

学習者目線に立ったコンテンツを提供する

学習者のニーズに合致したコンテンツの提供は、eラーニングの成功に不可欠です。

学習者目線に立った有用なコンテンツを提供するためには、対象となる学習者の基礎知識レベル、学習スタイル、興味の領域を十分に把握・分析し、適切な内容と形式で教材を作成する必要があります。

例えば、初心者向けのコースでは業務の基礎知識や目的を解説するパートから始めて、より実践的なトピックへと段階的に進むように設計すると良いでしょう。逆に、ある程度の知識を持ったベテラン社員向けのコースでは、より応用的な内容を含む教材を提供し、知識の深掘りを促すことが大切です。

目的に合ったLMSを導入する

eラーニングにおいて、適切なLMS(Learning Management System)の選定は、教材の質と成果を大きく左右します。

組織にとって最適なLMSを選ぶためには、学習者と管理者の双方にとって扱いやすいかどうかを見極める必要があります。学習者にとって学びやすい学習コンテンツを提供できるかどうかだけでなく、管理者が進捗追跡や評価を行いやすいかを吟味し、継続的に管理しやすいかどうかも検討しましょう。

目的に合ったLMSを選択することで、学習者の参加意欲を高めるとともに、管理者にとっても効果の高い教材を提供しやすくなり、教育プログラム全体の効果を高められます。

ユーザーにとって必要な教材を吟味する

eラーニング教材の選定にあたっては、ユーザーの学習目標やニーズに適した教材を慎重に選ぶことが重要です。教材は、現実世界の問題解決に役立つ、実用的かつ関連性の高い内容を含むことが求められます。

また、教材はテキストのみのフォーマットだけにとどまらず、動画や配信を利用した学習者と講師の双方向で行われるオンラインの模擬試験など、さまざまな形式を組み合わせることで、より幅広い学習スタイルに対応できます。

PIP-Makerなら、組織に応じて必要な内容で教材の作成が可能です。

学習モチベーションを維持するための取り組みを実施する

学習者のモチベーションを維持し、継続的な学習を促進するためには、目標設定や進捗の可視化、クイズ形式等のお楽しみ要素の導入が効果的です。

例えば、コースの完了ごとにバッジや証明書を提供することで、学習者の達成感を高めることができます。また、参加型のクイズ教材を用いることで、学習者が能動的に学習に関わる時間を増やし、知識の定着を促します。

加えて、管理者側からの定期的なフィードバックを行ったり、現状の学習状況に対して適切なサポートを行ったりすることも、モチベーションの維持・向上を図るうえで重要です。

eラーニングの5つの導入メリット

eラーニングを導入するメリットとして、従業員の自主的な学習習慣を身につけさせたり、反復学習による知識の定着を強化したりする効果が期待できます。また、管理者側にとっては、人件費の削減や学習進度の可視化を容易にすることにもつながります。

ここでは、5つの導入メリットについて詳しく解説します。

eラーニングの効果については、下記の記事もご覧ください。
マイクロラーニングとは?事例からわかる、効果を引き出す仕組み

従業員の自主的な学習習慣が身につく

eラーニングの導入により、従業員は自分自身の学習を促進できる環境が整います。

eラーニングはオンライン上で提供され、時間と場所にとらわれないマイクロラーニングを実現できるため、従業員にとって学習の柔軟性が保たれます。従業員は自分のスケジュールに合わせて学習でき、通勤や集合研修の必要がないことから、自己管理能力の向上と自主的な学習習慣の醸成が期待できます。

eラーニングは多くの場合、動画配信による学習コンテンツやクイズ、課題などのさまざまな形式の教材が提供されるため、従業員が積極的に参加し、学習を楽しむことができます。自主的な学習の習慣が形成されることで、従業員は自己成長を実感することができます。

マイクロラーニングについて知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
マイクロラーニングとは?事例からわかる、効果を引き出す仕組み

反復学習によって知識の定着を強化できる

eラーニングは反復学習を支援し、知識の定着を強化します。学習者が必要に応じて同じ教材に何度でも繰り返しアクセスできるため、知識の復習が容易です。自分のペースで学習を進められるため、理解が難しいテーマであっても、理解できるまで繰り返し学びやすい点がメリットです。

また、学習の進捗状況や履歴を簡単に管理できるため、どのトピックの理解度が低いかを特定し、重点的に学ぶのにも役立ちます。管理者にとっても、個別の学習ニーズに合わせたカスタマイズされた学習プランを作成しやすくなります。

反復学習による知識の定着は、業務標準化や仕組化の実現にも貢献します。業務標準化と仕組化については、下記の記事も参考にご覧ください。
業務標準化を叶えるマニュアルの運用ルールとは?6つのコツを解説
仕組み化とは?成功のための4ステップやムダの定義を解説

人件費を削減できる

eラーニングの導入は、人件費の削減にも貢献します。従来の集合研修や対面式トレーニングに比べると、eラーニングは教材の提供や講義の開催にかかる労力を削減できるうえに、教材の開発や更新もオンラインで行えるため、印刷物や教材の発送費用が不要になります。また、講師の給与、交通費、宿泊費なども削減できます。

加えて、eラーニングは自動的に評価を行う機能が備わっているため、採点や評価、フィードバックのプロセスを効率化します。これにより、教育スタッフの時間と労力を節約できます。

ただ、eラーニングだけでは、人材育成を成功させることはできません。
集合研修と併せてeラーニングを利用しましょう。

eラーニングを使った研修については、下記の記事でも詳しく解説しています。
集合研修のeラーニングには動画コンテンツがおすすめ!導入するメリット・デメリットを解説

学習進度の可視化と管理が容易になる

eラーニングは学習者の学習進度を可視化し、管理を容易にします。進捗情報がリアルタイムで提供されるため、どのコースを受講しており、どの程度進んでいるのかを把握できます。

成績や評価結果もリアルタイムでデータベースに記録されるため、自身の弱点や強化すべきポイントを特定しやすくなり、効果的に知識を身につけられます。

特定個人の業務負担軽減とスキル共有の促進が可能になる

eラーニングを通じて、組織におけるスキルを共有しやすくなるため、特定個人に業務が属人化することを防ぎ、負担軽減とスキル共有を促進する効果もあります。

個々の従業員が持つスキルや専門知識をeラーニング上に蓄積していき、簡単に検索できる環境を整えることで、業務の効率化にもつながります。新入社員向けの研修教材をeラーニングで提供し、教育を効率化するなどの使い方も効果的です。

eラーニングを上手く活用することで、教育プロセスを効率化できるとともに、従業員全体のスキルが向上します。

属人化を解消する重要性については、下記の記事でも詳しく解説しています。
属人化とは?発生する原因や解消のための3つの手順を解説

セミナー

eラーニングの具体的な導入プロセス

eラーニングの具体的な導入プロセスは、次の通りです。

1.必要な学習情報を整理する
2.費用感の相場を把握する
3.委託業者と利用ツールを選定する
4.学習教材の準備と運用開始
5.効果改善を行う

ここでは、上記の5つのプロセスについて詳しく解説します。

1.必要な学習情報を整理する

eラーニング導入の第一歩として、「必要な学習情報を整理する」ことが重要になります。組織におけるeラーニングの導入目的を明確にすることで、どのような教材を提供すべきかが明らかになり、より効率の高いコンテンツを提供できるようになるためです。

また、コンテンツの提供対象となる学習者の特性を把握すると同時に、適切な学習内容の検討や、学習方法の選定、学習成果の評価基準を設定することも不可欠です。

最初のプロセスでeラーニングプログラムの全体的な方向性を決定することは、効果的な教育環境の基盤を築くために重要となります。

2.費用感の相場を把握する

eラーニング導入の際、費用感の相場を把握することは大切です。eラーニングの初期投資として、コース設計や教材開発の委託費用や、システム導入にかかる費用などを考慮する必要があります。

また、運用コストとして、サーバー維持費、システムアップデート、技術サポート、そして管理スタッフの人件費もかかります。eラーニング導入の総費用は、提供するコースの内容や品質、利用するシステムの種類、学習者の数やアクセス頻度によって大きく異なります。

予算計画を立てる際には、これらの要素を総合的に考慮し、組織の財務計画とのバランスを取ることが求められます。

3.委託業者と利用ツールを選定する

eラーニング導入における委託業者と利用ツールの選定は、導入の成功を左右する重要な要素となります。

業者選定では、教材の質や提供されるプラットフォームの使いやすさ、カスタマイズの柔軟性、サポートのレベルなどを評価する必要があります。利用ツールの選定においては、ユーザーインターフェースの直感性、コンテンツ管理機能、データ分析ツールの充実度、他のシステムとの互換性などを検討します。

適切な業者とツールを選ぶことで、効率的で効果的なeラーニング環境を構築できます。

4.学習教材の準備と運用開始

学習教材の準備と運用開始のフェーズでは、対象とする学習者のニーズに合わせた教材の作成が求められます。教材を作成する際は、学習者が習得すべきスキルや知識に焦点を当て、クイズや配信授業などの参加型の要素を取り入れることで、学習者のモチベーションを高めるよう工夫します。

さらに、教材は定期的に更新し、最新の情報や技術トレンドを反映させることが必要です。運用開始後は、学習者の進捗状況や理解度を追跡し、適宜カリキュラムの調整やサポートを行います。

5.効果改善を行う

eラーニングの効果改善は、定期的な評価とフィードバックの収集によって行われます。学習者の進捗状況や評価結果を分析し、カリキュラムや教材の改善点を特定して、こまめに改善を加えましょう。

また、学習者からのフィードバックは非常に貴重であり、教育プログラムの改善に大きく役立ちます。学習者の目線に立って、効果的な学習経験を提供するための継続的な改善策を計画することが大切です。

組織の目的に合わせたeラーニングプラットフォームと教材を提供することが重要

eラーニングの導入を成功させるためには、学習者の立場に立って知識レベルや学習進度に合わせた教材を提供する必要があります。また、モチベーションを維持するためには、クイズや双方向の参加型動画など、関心を高めるようなコンテンツを用意する必要があります。

特に、既存のパワーポイントを活用した動画教材は、学習者と管理者それぞれにとって効率的で学習効果の高いコンテンツを提供できるのでおすすめです。

パワーポイントを活用した動画教材のメリットとしては、次のようなものがあります。

学習者

視覚的な学習が可能:パワーポイントは図表やグラフを用いて情報を視覚的に表現できるため、学習者はより理解しやすく、情報の把握がスピーディーに行える
自分のペースで学習しやすい:動画教材は何度でも繰り返し視聴できるため、理解度に応じて容易に復習できる

管理者

教育プログラムの効率化:既に作成済みのパワーポイントを使って簡単に教材を作成でき、組織全体の教育プログラムの管理と運営が容易になる
進捗状況を把握しやすい:受講者の進捗や成果をリアルタイムで追跡・評価できる

会社全体

コスト削減:作成済みのパワーポイントを流用して教材を作成できるため、コスト効率がアップする
スキル向上と生産性の向上:従業員のスキルアップにより、組織全体の生産性が向上する

パワーポイントから動画教材を作成するなら、既存ファイルをアップロードするだけで簡単にeラーニング向けの教材を作成できる「PIP-Maker」がおすすめです。アバターやナレーション、豊富なアニメーションも活用できるため、学習者の理解度をさらに深められます。

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