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株式会社 日立アカデミー様

eラーニングサービスのアクセシビリティ向上や
多言語対応を推進!
年間受講者数16.5万人の研修事業に貢献するPIP-Maker

株式会社日立アカデミー様は、「人がつながり、学びが触発されるワールドクラスの知の拠点となる」というビジョンのもと、日立グループで培われた高度な専門性を生かし、強みであるIT・OT、DX・GX、経営・ビジネスリーダーシップ分野を中心に、次世代を担う人財育成のための研修事業を展開されています。

日立アカデミー様では、2017年にPIP-Makerを導入され、その後、2020年には枠数を大幅に増やしたプランに切り替えられるなど、長年にわたり当社製品をご利用いただいています。

本記事では、研修サービス本部ラーニングテクノロジーセンタ 技師の森下由佳様と岸田麻美様に、同社の研修事業における動画教材の利用状況や、グローバルにビジネス展開されている企業様が、どのようにPIP-Makerを活用されているかについてお話をうかがいます。

はじめに、貴社のご紹介と担当されている業務についてお聞かせください。

(岸田様)
当社は、2019年に、日立総合経営研修所、日立総合技術研修所、および日立インフォメーションアカデミーを統合し、設立されました。日立アカデミーとしては設立5年目ですが、日立総合経営研修所(日本初のコーポレート・ユニバーシティとして1961年発足)、日立総合技術研修所(1970年発足)、および日立インフォメーションアカデミー(1963年発足)は、経営やビジネスの研修、プロダクトやオペレーショナル テクノロジーの研修、IT研修を担ってきた、長い歴史を持つ研修機関です。

3つの機関が統合したことで、IT・OT、DX・GX、経営・ビジネスリーダーシップ分野を網羅した人材育成が実現可能になりました。2023年現在、日立グループ内で年間受講者数約165,000人、約1300コースを、グループ外のお客様に対して、年間約870コースの研修をご提供しています。

ラーニングテクノロジーセンタは、ラーニングテクノロジーを利用した研修の企画・開発・提供を行う部門です。新型コロナウイルスの影響によって、当社でもオンライン研修が主流となり、現在は、リアルタイム配信の双方向型とオンデマンド型のeラーニングの2種類のオンライン研修を実施しています。我々は、主に後者のeラーニング研修を担当しています。

動画ツールを活用しようと思ったきっかけやPIP-Makerを選ばれた理由をお聞かせください。

(森下様)
2017年までは、対面形式の集合研修が主力で、講師が話しているところを撮影してコンテンツ化(動画化)するという取り組みを行っていました。そして、学習者が、視覚と聴覚の両面から学べるという動画の強みに着目し、動画活用を強化することにしたのです。
そんな中、グループ内で、IoT研修の自学自習にマイクロラーニングを取り入れようという話が挙がり、隙間時間の学習に適した、動画を制作するツールを積極的に探し始めました。

動画制作にあたっては、日中にお客様向けの研修を行っている講師を確保するのが難しいこと、そして、編集にかかる時間や手間、人員の確保という課題がありました。
初めは、アニメーション動画を作ることができる他社のツールを使っていたのですが、パワーポイントの研修資料を見ながら一から動画を作らなければならず、かなり手間がかかっていました。

そこで、他にもっと効率よく動画制作できるツールはないかと展示会をまわっていたところ、PIP-Makerに出会ったのです。初めは、「本当にパワーポイントで動画が作れるのか?」と思いましたが、ブース内のセミナーで、実際にパワーポイントが簡単に動画になるところを見て、導入を決めました。決め手になったポイントは、手間をかけずに既存のパワーポイントを動画化できること、字幕を自動生成できること、そして、アバターが解説をしてくれることです。 

PIP-Makerをどのように使われているのか、また、工夫されている点があれば教えていただけますか?

(岸田様)
導入後、初めて作ったのは、IoT系のマイクロラーニングのためのコンテンツです。その後、アクセシビリティ対応のためのDXコンテンツを作成しました。そうしている内に、我々がPIP-Makerを使っていることが社内で広まり、新人研修に使いたいという声があがるなど活用の場が広がったことから、枠数を大幅に増やしたプランに切り替えたのです。

しかし、パワーポイントベースで動画を制作するときは、PIP-Makerを使いますが、例えば、イメージ動画などの凝ったもの作るときや、パワーポイントでも、スライド形式ではない形で動画にしたいときは別のツールを使うなど、目的に応じて使い分けしています。

(森下様)
動画作成で工夫をしている点は、1本の長さをだいたい10分以内に短くすることです。対面で直接講師が話すのとは違い、長い動画をただ視聴させるだけでは、どうしても集中が続かず、また、離脱率も高まってしまいます。
研修内容によって長くなってしまう場合は、10分を何回かに分けるなどの工夫をすることで、「途中で止めてもまた見ることができる」という気軽さも、学習意欲や習熟度向上につながるのではないかと考えています。

その他、構成の段階でも、冒頭で大事なことを先に伝えて次の視聴につなげる工夫をしています。当社のお客様は、主に日立製作所とその他のグループ企業になるので、グループ内の研修については、できる限りその様な形式にしています。

実際に使われた感想をお聞かせください。

(森下様)
日立グループの場合、国内だけでなく、グローバルで実施する研修も少なくありません。先述のDX研修を全社的に行ったときは、もともとあった実写版の教材を、英語や中国語版の動画にする際、PIP-Makerの多言語対応機能が役立ちました。
また、スライド数やノート欄のテキスト量が多いパワーポイントを動画にする際も、PIP-Makerを使えば、流し込むだけで、簡単に素早くコンテンツ化できるので助かります。

(岸田様)
さまざまな取り組みにPIP-Makerを活用することで、徐々に社内での認知が広がり、他部署からも使ってみたいという声があがるようになりました。毎年実施している新入社員研修もその一例で、グローバルクラス向けに英語音声と字幕を入れた動画を作成した実績があります。

新人研修を担当しているチームから使いたいという要望があり、簡単に使い方を伝えただけでしたが、マニュアルが充実しており、非常に簡単に使えることも展開のしやすさにつながっていると思います。

使った感想として、「英語の合成音声のクオリティが高くて良かった」という評価がありました。また、通常は “英語の話者をアサインしてから収録” と時間や手間がかかるところを、PIP-Makerを使うことで、その必要がなく動画を作成できたことが非常に良かったとのことです。
その他にも、「聴いても観ても勉強できるようにしたい」というお客様の要望に対して、どちらも対応ができたということも好評価でした。

最後に、他社の皆さまにメッセージをお願いします。

動画を使うときは、まず目的を明確にすることが大事だと思います。例えば、トップのメッセージを伝えるときは話者の想いが伝わりやすい実写を使う、情報量が多く、スライドをじっくり観てもらう必要があるときにはスライドベースのツールを使うなど、条件や目的に合わせ使い分けることが肝要です。

後者の場合、PIP-Makerは有効なツールと言えます。直感的かつ簡単に動画を作ることができるので、一度お試しになってみるといいと思います。

<4COLORSスタッフ一同より>
森下様、岸田様、この度は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
長年にわたりご利用いただく中で、他部署の皆様にもPIP-Makerが浸透し、業務のお役に立っていることを大変嬉しく思います。

ご期待に沿えるよう、今後もより良いサービスを開発し、お客様へのサポートに邁進してまいります。
今回の記事が、動画研修を検討されている企業様や、グローバルにビジネスを展開されている企業様のご参考になれば幸いです。

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