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SOMPOチャレンジド株式会社様

障がい者の理解向上に業務マニュアルを動画化!
就業意欲向上と離職率低下に貢献するPIP-Maker

SOMPOチャレンジド株式会社様は、SOMPOグループの特例子会社(障がい者の雇用に特別に配慮した会社)として、障がいを持つ方に働く場を提供されています。全従業員数210名の半数以上が精神障がい者や知的障がい者で、西東京をはじめとする都内5か所の事業所で、事務サポートやデータ入力、メールセンター業務に従事されています。

障がいが者の中には、文章で書かれたマニュアルだけで作業手順や、やり方を理解することが容易ではない方もいます。それが障壁となり、仕事へのモチベーション低下や離職につながってしまうケースもあります。そこで同社では、PIP-Makerでマニュアルを動画化し、業務内容を分かりやすく解説することで、障がいを持つ従業員が、より働きやすい環境づくりに取り組まれています。

精神障がいや知的障がいを持つ方が社会に適応し就業意欲を維持するには、メンタル面でのきめ細かな配慮やサポートが重要になります。本記事では、総合企画部 課長代理の黒岩利史様に、特例子会社という職場におけるPIP-Makerの活用についてお話をうかがいました。

はじめに、貴社の業務についてお聞かせください。

当社は、損保グループの障がい者雇用を担う特例子会社として2018年に設立し、今年で6年目を迎えます。主に損保ジャパンからデータ入力やスキャニングなどの事務サポート業務、メールを仕分けするメールセンター業務、郵便物を配達・回収するデリバリー業務を請け負っています。
都内5か所(西東京・新宿・日本橋・池袋・江戸川橋)に拠点があり、従業員数が210名、そのうち障がい者は131名(2023年11月現在)で、そのほとんどが、知的障がいまたは精神障がい者です。

当社では、障がいのある社員を、「メンバー」あるいは「チャレンジドメンバー」と呼んでいます。メンバーには、適応障害やうつ病からの社会復帰の方が多く、就業意欲の向上は必須です。
そのため、メンバー5人に対してチームリーダーを1名配置し、メンバーの管理や指示だけでなく、キャリア開発プログラムによるキャリア形成支援もおこなっています。
また、仕事以外の悩みや体調を気軽に相談できるよう、精神保健福祉士や社会福祉士などの資格保を有するサポーターを在籍させ、教育・支援・体調管理の体制も整備しています。

キャリア開発プログラムの図版

キャリア開発プログラム

動画ツールを活用しようと思ったきっかけをお聞かせください。

メンバーに仕事をしてもらうには、まず作業内容や手順の理解が必要ですが、テキストベースの業務マニュアルだとなかなか理解が進みません。「分からない」ということが、就業意欲向上の妨げや離職につながってしまうケースもあり、定着率を上げるために何か良い方法はないかと検討していました。

そこで「動画にすれば理解が進むのではないか?」と考え、業務マニュアルを動画にすることにしたのです。メンバー以外の社員は損保ジャパンからの出向者が多いのですが、損保ジャパンでは、以前からPIP-Makerの利用が浸透していたので、特に他社製品との比較検討はせず、当社でも導入することにしました。

具体的にPIP-Makerをどう使われているのか、また、実際に使った感想をお聞かせください。

先述の通り、業務マニュアルを動画化したことで、以前に比べメンバーの理解向上につながっているのではないかと感じています。また、新しい制度や人事・総務系など全社的な伝達事項がある時にも使っています。

その他は社内研修への活用です。当社は、西東京(取材場所)・新宿・日本橋・池袋・江戸川橋の5か所に事業所があり、これまでは、それぞれの事業所で特定の研修を複数回おこなっていました。PIP-Makerを使うようになってからは、自習できる学習については動画で視聴してもらえばよいので、人的・時間的な負担がかなり軽減され助かっています。

将来的に検討されているPIP-Makerの活用法があればお聞かせください。

当社の一番の目標は、障がいのある方が長く働き続けられる場を提供することです。そのためには、定型業務だけでなく、それぞれが自分の個性や感性を活かした仕事をし、評価され、社会に貢献しているという実感を持てることが大切です。当社がそれを後押しする場となるよう、これからも積極的に支援を広げていきたと考えています。

その点において、パワーポイントのデザインに工夫を凝らしたり、アバターや音声を自分で選ぶ自由度もありながらそれを簡単に動画化できるPIP-Makerは、当社のニーズにマッチしているのではないかと思います。まずはマニュアル動画や研修資料で社内に浸透させ、将来的にメンバーの業務に活用できないか検討中です。

最後に、障がい者雇用や就業について課題を持つ他企業の皆さまにメッセージをお願いします。

障がい者雇用で最も重要なのは、企業側の受け入れ体制作りです。まず健常者である我々が、相手を理解する姿勢が大切です。先述の通り、「その方が、仕事を通じて社会に貢献していると自信を持てるためには、どういう仕事を提供すればよいか」を考える必要があります。
今回は、その一例として、当社におけるPIP-Makerの活用や将来像をお伝えしました。ご参考なれば幸いです。

<4COLORSスタッフ一同より>
黒岩様、この度はお忙しいところ貴重なお時間、ご意見をいただき誠にありがとうございました。当社の製品が、障がいを持つスタッフの方の業務理解向上に役立っていることをうかがい、本当に嬉しく思いました。
お話しいただいたように、将来メンバー方々が直接PIP-Makerを操作していただけることを楽しみにしております。

ご期待に沿えるよう、今後もより良いサービス開発し、お客様へのサポートに邁進してまいります。今回の記事が、皆さまのご参考になれば幸いです。

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