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SOMPOシステムズ株式会社様

反復学習にも最適!
受講率99%を実現した動画教材活用術

SOMPOシステムズ株式会社様は、損害保険ジャパン株式会社様(以下、損保ジャパン *敬称略)のグループ企業として、損保ジャパンを初めとするグループ各社のシステム受託開発や保守全般を担うシステム開発会社です。

同社では、2021年に発生した損保ジャパンのシステム障害を契機に、グループのシステムを担当する企業として、障害を未然に防ぎ、さらなるサービスの品質向上を目指す取り組みを開始されました。

このような変革には、全社的な意識改革が不可欠となります。本記事では、その取り組みのひとつである社内研修にPIP-Makerをご活用いただいている業務品質部の部長 赤須有美子様と同部の小泉理枝様に、研修における動画制作ツールの活用方法とその効果についてお話をうかがいました。

はじめに、貴社のご紹介と担当されている業務についてお聞かせください。

(赤須様)
当社は、SOMPOジャパンを中心に、SOMPOひまわり生命やセゾン自動車火災保険などのグループ企業から受託したシステムの開発や、保守業務全般を請け負っています。現在(2023年12月時点)の従業員数は約1700名で、システム開発需要の広がりに伴い、キャリア採用も積極的に行っています。

2021年6月に損保ジャパンの大規模システム障害が発生しました。損害保険会社にとってシステム障害は致命的であり、開発を請け負う当社としても、同じ轍を踏まないために、業務に携わる従業員の意識改革およびスキルアップ向上に早急に着手する必要がありました。

そこで2022年4月に業務品質部を正式に新設し、障害発生件数の最小化に向け、過去障害の分析や品質向上のための施策検討、そしてこれらを確実に実現するために、部署間の垣根を超えたシームレスな連携を推し進めました。各部署から選出されたメンバーと定期的に討議を重ね、短期間でより効果が期待できる施策を優先順位付けながら実施してきました。

社内研修に動画ツールを活用しようと思ったきっかけをお聞かせください。

(小泉様)
これまでの研修は、システム開発に関する内容がメインでしたが、システム障害の最小化や品質向上の底上げには、ユーザー視点でサービスを考えられること、障害が発生した際お客さまにどれぐらいの影響を及ぼすのか(ビジネスインパクト)を認識しておくことが重要です。 
そこで、これまでユーザー業務について学べるコンパクトな教材がなかったため、新たに研修動画を作成することになりました。
専門業者に依頼して動画を撮影することも考えたのですが、時間とコストがかかることから採用には至りませんでした。スピード感を持って研修を実施する必要があるので、撮影から納品までかかる時間が惜しいし、複数の動画を制作する必要があります。何より、一度撮影してしまった動画は後から修正することができません。

赤須と私は、損保ジャパンから出向しているのですが、損保ジャパン社内では、商品改定時や新たなツールが出たときの説明用動画など、さまざまな形でPIP-Makerの利用が広がっていたので親和性がありました。研修での利用経験がなく、また、PIP-Makerで研修用動画を作るためには、ベースとなる資料をパワーポイントで一から作り直す必要があったのですが、将来的な研修の効率化や有効性を見据え、当社でも導入することを決めたのです。

研修でどのようにPIP-Makerを使われているのか、また実際に使った感想をお聞かせください。

(小泉様)
システム開発という業務特性上、緊急対応が発生してしまう部署も多く、決まった日時に一斉研修をするのは難しい状況でした。しかし、今回の研修は、開発部全員に受講してもらわなければなりません。その点において、各人が都合の良いタイミングで受講できる動画教材がベストだと考えたのです。

動画制作会社に依頼すると納品までに時間がかかってしまいますが、PIP-Makerなら、パワーポイントのデータさえあれば簡単に動画を作れるので、手間と時間を軽減できます。専門用語の発音についてなど微調整は必要ですが、データをアップロードするだけという手軽さ、そしてマニュアルを読み込まなくても直感的に使える点が良いですね。

長い動画教材だと集中を維持できないので、短い動画を何本かに分ける構成にしているのですが、こういった工夫も受講者に好評でした。受講率99%、アンケート結果でも「受講しやすかった」という回答を多くいただいています。
これまでのように場所や時間に拘束される参加型の研修と違い、URLをクリックするだけで動画にアクセスできるので、隙間時間に学べ、繰り返し見返せることが大きな要因だと思います。

(赤須様)
本研修の受講対象者は当社の開発現場の社員(約1,000人)だったのですが、中国の大連にある子会社から、是非動画を見せてもらいたいとリクエストを受けました。これまでも品質向上研修を積極的に実施していたこともあり、私達が作成したコンテンツを編集することなくそのまま共有しました。URLを連携するだけで、グローバルな観点からも横展開できる等便利なツールだと思います。

研修内容すべてをPIP-Makerの動画に置き換えられるわけではないですが、このような視聴して知識を得てもらうタイプの研修には向いていると思います。昨年に続き、今年の研修も高い受講率でしたし、アンケート結果も非常に好評だったので、次年度も是非活用したいと考えています。

社内に掲示されているポスター

社内に掲示されているポスター

99%とはすごいですね。高い受講率を実現する秘訣を教えていただけますか?

(赤須様)
本研修は、当部が発足した昨年(22年)の夏に実施し、今年の6~7月に2回目を実施しました。対象者は開発業務に係る約1,000名です。基本的には、研修日程が決まった段階で全社に一斉通達しています。しかし実際のところ、それだけだと受講率は7割くらいです。そこで、PIP-Makerのログ管理機能のCSVデータから未受講者を特定し、適宜フォローを行っています。

先述の通り、当部のミッションは、システム品質を向上し、システム障害を低減することです。そのためには、受講率だけでなく、習熟度も100%を目指さなければなりません。厳しいようですが、その部分は徹底して行っています。

(小泉様)
習熟度という点から言うと、研修内容によってPIP-Makerが向くものと向かないものがあると思っています。例えば、ディスカッション形式の研修には不向きです。反して、本体である損保ジャパンという会社について、また損保業界における代理店の役割など、自身が属している業界や企業の全体像について短時間で知識を習得するのには最適です。

研修を成功させるためには、このようにそれぞれの特性を最大限に活かし、かつ提供する我々が、受講者の状況に合った学習内容、学習環境を提供することが大切です。PIP-Makerによる動画研修は今年で2回目ですが、昨年に続き受講者から大変好評で、研修後の視聴数も伸びています。こういうことからも、研修内容を動画化することで、繰り返しの学習ができるので、一度きりの集合研修では得られない効果があることを改めて実感しています。

最後に、動画教材を授業に使うことを検討されている他教育機関の皆さまにメッセージをお願いします。

企業研修を担当されている皆さまは、我々と同じように受講率や理解度の向上に苦慮されていると思います。当社では、PIP-Makerを導入することで、これまでの研修に「知識習得のために視聴してもらう動画教材」という選択肢が増え、研修の準備にかかる時間や手間の低減、研修効果の向上を実現しました。

いずれの企業様も研修に動画教材を使われていると思いますが、動画制作にかかるコストは大きな課題です。その点において、PIP-Makerは、短時間で簡単に動画を作れるので、研修内容に合わせた使い分けの一つとしてお勧めします。

<4COLORSスタッフ一同より>
赤須様、小泉様、この度はお忙しいところ貴重なお時間、ご意見をいただき誠にありがとうございました。損保ジャパン様でのご利用をきっかけに、グループ各社様でもPIP-Makerが活躍していることを知り、本当に嬉しく思います。
特に今回は、小泉様がカスタマーサポートをよくご利用くださっていることを事前に聞いておりましたが、PIP-Makerの特性を熟知され、最適な形で研修に組み込まれているお話をうかがい、御社の研修成功の秘訣が分かりました。

ご期待に沿えるよう、今後もより良いサービス開発し、お客様へのサポートに邁進してまいります。
今回の記事が、社内研修に携わる皆さまのご参考になれば幸いです。

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